アメリカ開拓の最後の地となったオレゴン州。街を作るため森を切り拓こうとしましたが、根から木を掘り起こす財はすでになく、切り株(スタンプ)が残っている中で始まったスタンプタウン、ポートランド。
そんなポートランドの愛称を冠するStumptown Coffee Roasters (スタンプタウンコーヒーロースターズ)は、その名の通り、ポートランドを象徴するもののひとつと言えます。コーヒー好きでなくても絶対に訪れてほしいコーヒーショップ。
シングルオリジンコーヒーを扱うロースターは、今でこそ直接農園と取引するケースが当たり前になりつつありますが、彼らは創業から農園との長期的な関係性を大切にしてきたそう。半年は生産地で過ごし、適正(ときにはそれ以上)な価格を以て取引をしています。
また、生産地の子どもたちに十分な教育を促すためのドネーションができるコーヒーバックを販売しているのも印象的でした。
私のような観光客が多く訪れており、いつ行っても店内は常に賑わっていますが、みんな心からリラックスして過ごしているように見えます。
今はアメリカのスペシャリティコーヒーショップのほとんどが全自動ドリップマシンを導入していますが、いち早く取り入れていたのもスタンプタウンだったと私のコーヒー旅の中で記憶しています。
ポートランドには市内に3店舗、空港に1店舗、ロサンゼルス・ニューヨークにも店舗があります。(シアトルにも店舗があったのですがクローズしてしまったようです…)
スタンプが今は大きな木々となって緑で満たしている街。散策の休憩にぜひ。
ちなみに日本ではAce Hotel Kyotoに初出店し話題になったので知っている人も多いかと思いますが、東京幡ヶ谷のPaddlers Coffee(パドラーズコーヒー)さんでもStumptown Coffeeの豆を使ってコーヒーを提供されています。
Stumptown Coffee Roasters
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